ストレスを認めて自分の心と向き合う

女性30代 -ぴこりんさん


自律神経失調症、私には縁の無い言葉だと思ってバリバリと働いていた20代半ばのことです。
ちょうど結婚も決まり、披露宴を含めた結婚式に向けての準備と、新生活への準備、
毎日の仕事を同時並行でこなしていたある日、普通ではない立ちくらみを感じて、
オフィスの机間を歩くのにもふらふらするのに気が付きました。

これは毎日の疲れが溜まっているに違いない、と感じ、
栄養ドリンクを一気飲みしたりしてやり過ごそうとしたのですが、
ふらふらする症状は良くなるどころかひどくなる、また気持ちもなんだか沈む、
そしてもともと下痢気味の体質が、便秘と下痢を繰り返すようになる、
めまいも起こすようになっていきました。

今から思うとそれらは全て繋がっている一つの症状だったのですが、
対症療法で、胃薬で押さえてみたり、血圧からめまいが起きるのかも?と
運動をしてみたりしたのですが、一向に良くなりません。


周囲からは、日に日に痩せていくようだといわれるし、
これはと思って会社内の診療所で見ていただきました。
医師の先生は、ポケットに刺していた小さな懐中電灯で私の目を照らし、
「指の動きを目で追って」と指示、そのつもりで追っていたのですが、
「眼震がありますね」とのお言葉、そして「自律神経失調症ですね」との診断を下されたのです。

忙しい毎日のなかで、結婚に向けた準備を整え、
気遣いと気疲れマックス状態になっていたのに無理を重ねていたようです。

特に、職場結婚ではなく、どちらかというと上下関係のある職場の人との結婚だったこともあり、
そこらじゅうに気を遣い、気が利かない人間と思われたくないがために、
あらゆる想像と想定のもとに動き回っていたこと、小さいストレスのように
思った様々な事柄を、飲み込んでなんとか我慢と解決をしようと頑張ってしまったことが、
自律神経の働きを蝕んでしまったようでした。


思い起こせば、学生時代なども、気疲れを重ねると胃潰瘍になりかけたりしていましたので、
実は神経の働きと体内の調子が連動しやすく、影響が出るということが
自分で理解していなかったことに大きな要因があったのではないかと考えられます。

ただ、それから10年位たった現在でも、ストレスを溜めない毎日などはあり得ないし、
日々の人間関係、仕事、子どもの親としての立場での様々な小さな軋轢、
これらはどうしても溜まりすぎると体調を崩すという状態を今でも簡単に引き起こしてくれます。

考え癖のようなもの、これはなかなか直すことも難しく
いらぬ心配や気を回しすぎなども実際は重ねている毎日ですが、
一番の解決方法としては逆にストレスを認めてしまうことのような気がしています。


身体だって風邪を引くのとおなじように神経が参ってしまうことだって往々にしてあるんだから、
ストレスを排除するのではなく、受けてもそれを溜めないように、そして辛いときは
病院へ行って薬を戴いて飲むのも一つの方法だと、気軽に考えてみることにしています。

神経を騙してしまうより、ストレスを認めて、
でもなるべく口角を上げて笑ってみたりするのもちょっと良い方法です。
上手に自分の心と体調と付き合うことが出来たら、自律神経失調症は怖くないと思います。



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